◆指針: "質、量、使いよさ" を最大化
- 質: 当サイトでは「質=信頼性」と定義します。
- 量: 文章は短く。ただしカバーする論点は多く深く。
- 当サイト「内」の文献量は、書籍換算で3冊分。
- またサイト「外」へのリンクも多数。とくに次の2ページからは多数。
- 使い良さ: 応用可能? 簡潔? 構造的? Locatabale?
- 「応用可能?」 そもそも話のテーマは、
世のリーダーたちが周囲にガイドすべき「成功鉄則=CSF」か?
それとも「細々した個別の事実」か?
- 「簡潔?」 文章を4割削れるなら科学性を1割減らしてもいいはず。
議論は、サイズが小さい方が、理解されやすいですから。
- 「構造的?」 われわれは一般に、何かを理解しようと思うとき、
それをまず構造化するようです(注1)。
ならば、その構造化ステップを、あらかじめ書き手の私が代行しておけば、
皆さんの理解も早くなりますね。
では構造化とは何か? 便宜上、こう考えましょう。
- 「部分と全体」の関係を明示すること。それには「論点マップ」が
有益ですね。たとえば
弊『ECスクエア通信』の論点マップはこれです(2002年10月23日作成)。
これがあれば、皆さんの問題領域の全体はこうですね、
そのうちこの部分を今回は論じますよ、というふうに「部分と全体」の
関係を明示しやすい。
- 「構造化プログラミング技法」を持ち込むこと。
たとえば「DO Loop の多重入れ子は字下げして書く」という技法が
あります(注2)。これを私は過去20年間、
文章の世界にも転用し、階層型の箇条書きスタイルを常用してきましたが、
物事の「親子・兄弟」関係を明示でき、たいへんグッドです。
ppt だって同じこと。
- 「数学における構造概念」を持ち込み、次を明示すること(注3)。
- 自分の文章を構成する「要素」群
- その要素どうしの「関係」群
- 時間的な前後関係、空間的隣接関係
- 論理的な因果関係、対立・補完・代替関係、共変・独立並列関係、
- 概念階層的な親子・兄弟関係、類vs個関係、近接・類似関係、類比関係、対比関係、
- 生きた人間&組織どうしの取引・依頼・競合・代替・補完関係
- 生きた人間&組織どうしの親子・兄弟関係
これも私は過去20年間、文章の世界にも転用してきましたが、たいへんグッドです。
たとえば「要素と関係」が明確なら、関係深い要素どうしを
クラスタリングできますが、
この「クラスタリング=パーツ化」原理で、
- 多くの軍隊は、無数の兵士を「師団毎に編成」し(注4)、
- 岩波新書は、全ての文書を「小見出し毎にパーツ化」し、
- 当サイトは、全ての文書を「論点毎にパーツ化」しています。
- Locatable?
しかも当サイトでは、それらパーツ文書がサイト内検索で発見しやすいし、
かつ全てのパーツ文書に、パーツURLなるパーツ番号が振られてます。
だから皆さんは、私の著作権を侵すことなく、これらのコンテンツ群を、
日々のメールなどへ「論点毎=パーツ単位」に電子運用できるのです。
eAddressable だからこそ eDeploy できる。
(注1)
藤沢晃治『「分かりやすい説明」の技術』講談社ブルーバックス、第2章。
かなり名著。しかし本来なら、著者は本書の内容を1/4に圧縮できたはず。
そこが惜しいです。
(注2) 詳しくは
B・カーニハンら『プログラム書法』共立。むちゃくちゃ名著です。
この本のお陰で人生が変わった人も多いはず。物事を見る「目」の性能が
大幅に上がりますので。本書は、良いプログラムを書くにも必須ですが、
良い文章を書くにも必須であり、良い芸術家になるにも必須とすら言えます。
(注3) 位相数学の標準テキストでも、
構造とは次から成ると定義されてたはず。
そして、この2つを定義できるからこそ、話が先に進みます。典型的には、
「では、この関数の形を決めましょう」
「形が決まったので、係数も推定しましょう」
「では実際に、変数を動かしてみましょう」
要は「構造認識なくして科学なし」。実際の話、構造認識なくして、
計測や制御はあり得ず、実証も理論もあり得ない。
そして実は「構造認識なくして芸術もなし。中世の欧州では、
音楽も数学も同じ科目だったとのことですから。
(注4) ウォルター・リップマン『世論(上)』岩波書店、p26の卓抜な比喩では、
「300万の大軍」と言うとワケ分かりませんが、
「200個師団」と言えば、図上で、戦況を表現したり動かしたりしやすい。