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(10/01/2001, 読者数 10,770 + 420) Previous Return to List Next

【号外】経営コンサルタント・太田の「サイト大改造」体験記
 − 弊ニューズレター4周年、テレビ初出演を記念して

[0] 主軸4要素「外観・内容・構造・機能」で「2倍」の改善を達成
[1] 外観: エグゼクティブ志向の実世界メタファー + α
[2] 内容:「商品カタログ」「キャッチ・コンテンツ」を新設
[3] 構造: ページ内、メニュー内に「制御/本体の分離」思想を注入
[4] 機能: Searchability と Navigability を大幅に改善
[5] 保守性: SSI で「固変分解」→共通部分を「一括変換」可能に
[6] 高速性: 共通部=ホットスポットの高速化で「約2倍」の速度に
[7] 娯楽性: 美男美女の画像満載(になる予定の)「お楽しみ」ページ
[補足1] ユーザビリティ文献リスト(Philosophy, Tips, ROI)
[補足2] Q&Aコミュニティの「Kスクエア」について

[後記1] (本日)100万円相当! CRM 専門誌『IMpress』×500冊贈呈!
[後記2] (10/25) 新サービス「CRM 主導サイト再構築サービス」発表!
[後記3] (10/26) KM/CRM 1日コースは今回から「2時間延長」
[後記4] 8〜9月の出講歴(デルフィス、日立、大前テレビ、日経)
[後記5] 師匠・友人・知人・顧問先も、セミナーや出版で活躍中

S

皆さん、こんにちは。初めての方、はじめまして。

 発行人の太田です。ご無沙汰していましたが、皆さま、いかがお過ごしでしょうか?

  この2ヶ月、私は「弊サイトの大改造」に没頭してました。何せ弊サ イトは書籍3冊分の量ですから、その労力も半端ではありませんでした。

 その「大改造」の要点は次の通り

  • 主軸 「外観・内容・機能・構造」 (8月に実施)

  • 副軸 「保守性・高速性・娯楽性」 (9月に実施)

 本号では、いつものCRM連載とは離れ、本件を報告します。一部の 皆さまは「その話は9月に聞いた」「8月に聞いた」とお感じかもしれ ませんが、その後、多くの改善を施していますので、ぜひご一読を。

 最後まで通読された方なら、[後記]の100万円相当のプレゼントにも、 楽々と応募できることでしょう。(^^)


[0] 主軸4要素「外観・内容・構造・機能」で「2倍」の改善を達成

 ウエッブサイトの主軸4要素は「外観・内容、構造・機能」である。 私は2年前のリニューアル時に、そう感じました。

 そして今回、その4要素を改善した結果、弊サイトは「2倍」くらい 良くなった、と思います(27 点 → 59点)

    (1) 外観( 5点 → 20点)×比重1割 = ( 0.5点 → 2点)

    (2) 内容(33点 → 66点)×比重5割 = (16.5点 → 33点)

    (3) 構造(20点 → 60点)×比重2割 = ( 4 点 → 12点)

    (4) 機能(30点 → 60点)×比重2割 = ( 6 点 → 12点)

 より細かくは、次の通り。下記★が改善アクションの重点でした。

    (1)外観

      1.1) 実世界メタファー → 親密性向上・誤解予防 ★
      1.2) それ以外(字体、配色、画像、バランス等)

    (2)内容

      2.1) キャッチ  (タイトル、アイキャッチ、告知欄等)★
      2.2) ボディ1  (論文など教育目的のもの)
      2.3) ボディ2  (商品説明など利益目的のもの)★
      2.4) クロージング(注文ページやサービス案内など)

    (3)構造

      3.1) ページ「間」構造=メニュー「内」構造 ★
      • ページどうしの関係、どのページを強調するか、
      • メニュー要素どうしの関係、どの要素を重視するか、 どのページ群を互いに近接させ、どんなブロックを 形成するか
      3.2) ページ「内」構造 ★
      • ページ内要素どうしの関係、どの要素を重視するか、 どの要素群を互いに近接させ、どんなブロックを形成するか

    (4)機能

      4.1) Searchability  (目的地へダイレクトに行けるか)★
      4.2) Navigability  (目的地へ正しい経路で行けるか)★
      4.3) Configurability (組み込みやすいか)
      4.4) Customizability (カストマイズしやすいか)

 では以下、さらに詳細をご報告いたします。


[1] 外観: エグゼクティブ志向の実世界メタファー + α

 もともと「外観」は第一印象を左右する重要な要素ですが、昨今は、 外観重視な方々が、ますます増えているように思います。

 たとえば検索エンジン「goo」。ここに 「CRM」 「ナレッジ・マネジメント」と入れると、昔も今も、弊サイトは、各々、 1位と3位であり、それ自体は、たいへん結構なんです。

 ところが昨今、goo は、検索結果に、画面イメージを付けるようになり ました。そうなると「上位のわりに外観プア」な弊サイトは、かえって 不利になってしまうんですね。

 そこで今回は私も本腰を入れ、「外観」を大きく改造。100点満点で自己 採点すると「5点 → 20点」ほどの改善を行いました( 改造前 vs 改造後)。

 では、その「外観」改造の重点は何か? 当然、1.1)です。その人間工学的利点は 下記の通り。

      1.1) 実世界メタファー → 親密性向上・誤解予防

      1.2) それ以外(字体、配色、画像バランス等)

 しかし、この「実世界メタファー」も万能ではありませんよね。「模す対象」を 間違えれば、てきめんに逆効果。現に、私は「ブティック型個人コンサル」ですが、 そんな人間のサイトとして、模す対象が

  • 「安っぽいチラシ」「SF っぽい宇宙空間」では、論外ですし、

  • 「巨大で最新のオフィス」では、格好は良いけど、嘘になります。 またオフィスなんて所詮は「モノ」ですから、知性を表現できません。

 ということで今回、私は、

    1.1A) 高級バインダーに、高級ノートパッドが取り付けられ、 その右側にポスト・イットが貼ってある様子、を模した。

    • まず外枠のバインダー。これは銀座・伊東屋で売っていた、 6千円くらいの高級バインダーを模しました。この手の高級 バインダーは、コンサル会社が役員セミナーで配ったりする ものですから、弊サイトのメイン読者にピッタリです。
    • 内側のノートパッド。これは従来通り。やはりエグゼクティブ仕様です。
    • また右端の「フラッシュ・メモ」欄は、マウスを当てると、 ポストイット状のメモ群が、縦に出てきます。
        (気のきく秘書が、ときどき自分のバインダーに、黙って ポストイットでメモを貼りに来てくれる光景を、イメージ してください。まだ秘書が持てない若手の皆さんも、将来、 そうなりますように)

    1.1B) メニューに3次元ボタンを採用。ま、これは基本中の基本ですが、 遅蒔きながら採用。

もちろん 1.2)にも、少しは気を配りました。

    1.2A) URLを画面左上に大きく(CIO-cyber.com)。その下に スローガンを小さく(The eBusiness Leaders 云々)

    1.2B) 常駐メニュー域を、左端から上端へ移設することで、

    • 空白スペースが大幅に減り、かつ
    • 全ページが「プリンター・フレンドリー」に
        (これは重要です。というのも弊サイトの読者は、弊ページを 印刷した上で、家でジックリ、あるいはお客さんに向かう車中で お読みになる方々が多いからです。したがって今回、横幅も、印刷に 適したサイズ=650ピクセルに)

    1.2C) テキスト文字を茶色にすることで

    • 背景とのコントラストを弱め、「長時間の熟読」に耐えられる配色とした
        (ニュースサイトは「速読メディア」ですから、 高コントラストな「白の背景、黒の文字」で充分ですし、 現に、世のニュースサイトの多くは、そうなっていますし、 それを受けて世のユーザビリティ教科書でも、そうした 高コントラストな配色が推奨されています。 しかし弊サイトは「熟読メディア」ですから、 「白の背景、黒の文字」では目が疲れてしまいダメなんですね)
    • リンク済&リンク可能文字列(濃紺、青)とのコントラストを強め、 ハイパーリンクを通じた「自由な探索」がやりやすい配色とした。
        (これも重要。弊サイトの読者は、勉強好き、探索好きの方が 多いので、リンク済&リンク可能な文字列は、 一般の文字列と、瞬時に区別できないといけません)

 しかし内幕をブチまけますと、当改造案は一長一短でした。「外観」 は良くなりましたが、「速度」が落ち、私は迷っていました。

 そこで主要読者にアンケート。ハイテク業界3社の女性マーケターの 皆さまに、ご意見を伺ってみました。その結果は実に明快で、 全員が「これで大丈夫。ぜんぜん遅くない。それに速度より外観が大事です」。

 彼女たちは、高速な環境に恵まれている点、やや特殊ですが、しかし、 これら特殊な方々こそ、弊サイトの重要読者。そこで私も、当案を 正式採用しました。

    (MN さん、MS さん、RK さん、ご意見有り難うございました)

 もっとも後日、外観・内容・構造・機能が仕上がった「後」は、後述[6]の通り、 パフォーマンス改善に走り「8秒ルール」の枠内に抑えました。

 やはり「モノゴト、順番が大事」なのであり、データベース設計の世界でも「いったん 速度を度外視して正規化し、その後で逆正規化する」のが正しいとされていますが、 ウェブでも、その精神は同じです。分野が異なれど「合理的な方法」には共通点がありますね。


[2] 内容: 「商品カタログ」「キャッチ・コンテンツ」を新設

 では弊サイトの「内容」はどうか? 幸い、これは昔から好評で、一部からは 「他の追随を許さない」というご評価すら頂戴しており、光栄の至りです。

 しかし冷静に考えれば、それは下記2.2)の話ですね。★印の2点は、 欠けていました。

      2.1) キャッチ         0点 (何もなし)★

      2.2) ボディ1 - 教育用   100点 (上記の通り好評)

      2.3) ボディ2 - 商売用    0点 (商品一覧なし!)★

      2.4) クロージング       n/a (コンサルには不要)

 そこで今回、まずは 2.3)を、せめて「並み=40点」にしようと、私は、 独立8年目、サイト開設4年目にして初めて、8月中旬、次のアクションを とりました。

正直いって今までは「そんなものなくても僕は平気だ」と得意げに 振る舞っていましたが、いやしくも「CRM」コンサルを名乗る以上、 商品一覧すら「ない」状態では人様に偉そうなことは言えないな、と 反省した次第です。

 さらに私はまだ無名なので、2.1)は「並み以上=60点」を目指し、

    2.1A) 「初めての皆さまへ」メニュー・ボタンを新設

    • それにマウスで触れると、弊サイトの「目的と特徴」を略述 した「隠しウィンドウ」が登場。

    2.1B) 各ページの特定箇所に「飛び出る顔写真」を隠蔽配備

 後者につき補足しますと、この「特定箇所」とは、弊サイト全ページ、 上から5センチ目くらいの、緑字の文字列【太田秀一*Touch Me*】です。

 ちょっと皆さん、そこにマウスを当てみてください。オレンジ色の隠 しウィンドウがパッと開き、私の「顔写真」が出てきます。また「私の 自己紹介をお読みになりますか?」なんて質問文も出てきます。

 なかなかアグレッシブでしょ? これも内幕をブチまけますと、 8月26日時点のプロトタイプには、この「飛び出る顔写真」は、 ありませんでした。

 しかし、このプロトタイプを、私の元上司である「TG」さんが見ていわく、

    「これでは、ここが太田さんのサイトであることが分からない。 個人コンサルは自分の名前を売る必要があると聞いているが」

 TG さんは、某大企業で上級役員歴10年超。

 この手の人たちが、一般の方々とは全く異なる神経を持っているのを、 弊サイト読者の皆さんなら、よくご存知と思います。彼らはよく、こんな ことを言いますよね。

    「あーもう、君の話は、ごしゃごしゃしてて分からん! 結論を10秒で言ってみろ!」

 そう、彼らは、ウエブサイトを見た瞬間も、何やらアカデミックな細かい文章だの、 何やらファンシーな美しい画像より、まずは「結論」がドーンと巨大な文字で出てきた方が、 はるかに嬉しいのです。(当然、ストラテジーやアクションプランやリクワイアメント につき詳細苛烈なレビューはありますが、それは「結論」を聞いた「後」ですね)

 TG さんは、役員歴が長い点、やや特殊です。だけど、again、これら 特殊な方々こそ、弊サイトの重要読者。そこで私も「飛び出る顔写真」を 案出したわけですね(TGさん、超感謝です)。

 以上で(2)内容面では「33点→66点」の改善になった、と思います。

  • 移行前 33点 ← ( 0 + 100 + 0 + na)/3

  • 移行後 66点 ← (60 + 100 + 40 + na)/3


[3] 構造: ページ内、メニュー内に「制御/本体の分離」思想を注入

 では弊サイトの「構造」はどうか? 下記2点とも、設計思想が欠け てました。

      3.1) ページ「間」構造=メニュー「内」構造   20点

      3.2) ページ「内」構造             20点

 ところで皆さん、「構造」って何でしょう?

 位相数学の定義では「要素どうしの関係の束」のことです。その「関係」 の代表例は、位相数学では「距離関係」ですが、現実世界では、これに「順位関係」を 加えると、その構造の「設計思想」が明示できます。

 そこで今回は、まず3.2)では、「制御/本体の分離」の原則をアプライしてみました。

    3.2A) 「検索+メニュー」を「制御ブロック」として1カ所に集約。 それを画面最上段つまり「本文ブロック」の「外」へ

 一部の方はご存知と思いますが、この原則は、コンピュータの世界では各所で頻出 する定番事項であり、たとえばプロセッサー設計ひとつとっても、

  • 実際に計算をするのは本体ブロック(あるいは実行ユニット)

  • その計算でトラブル(ゼロで割って値が無限大になるとか)が起 きてないかを監視するのが制御機構(あるいは監視ユニット)

 同様にウエッブサイトの世界でも、「制御/本体の分離」は大事ですね。

  • 「本体ブロック=本文」は「読まれる対象」です。

  • 「制御ブロック」(検索+メニュー)は「どの本文を読むべきかを 来訪者が制御するための道具」です。

 こうしたページ内構造は、世のサイトが多くが採用済で、やっと今回、 弊サイトも「普通=40点」になれました。

 さらに弊サイトでは今回、この「制御/本体の分離」原則を、ページ内 構造だけではなく、メニュー内構造にも拡大適用。 これで弊サイトも「並み以上=60点」になれたと思います。

    3.1A) メニュー上段を「制御部」、下段を「本体部」として分離

    • 上段の「Home、プロファイル、リーガル、サイトマップ」は どこをどう読むべきかの「ガイド」
    • 下段の「KM/CRMサービス、KM/CRMリソース、ニューズレター」 は「読むべき対象」。だからボタンも字も、大きめに。

 なお、この「制御/本体の分離」をメニュー内構造にも適用することは、 クルーグ『上掲書』71頁でも、 別の表現で勧告されており、またもや私は、この男なかなかわかっちょる、 と感心した次第です。


[4] 機能: Searchability と Navigability を大幅に改善

 では弊サイトの「機能」は、どうか。★印の2点に改善の余地があり ました。

 まず、4.1) Searchability 改善のため、

    4.1A) 画面最上段に「サイト内検索エンジン」を設置

    • かつそこで、あの「グーグル」を遠隔利用。その検索精度は「 ConceptBase」を100点とすれば、70点くらいと思います。

      したがって、弊サイトの Searchability も、0点→70点と進歩。

 次に、4.2) Navigability を 20点→70点に改善すべく、Navigation 方式を2通り提供。 世の中には、4.2A)を好む人、同B)を好む人の2通りがおられるからです。

    4.2A) 「浮き出るサブメニュー」方式を採用

      画面上段の親メニュー・ボタンに触れると、子&孫メニューが出てきます。 実際にやってみられると、目当ての孫メニューに親からズボッと直行でき、 ページからページへ、快調に旅ができます

    4.2B) 「サイトマップ」を新設

      これが可能になったのも、前節の3.1A)で設計思想が明確になったから、ですね。

 これに、Yahoo が昔から使っている「Home>産業>鉄鋼業」式の階層表示行による ナビゲーションをも採用すれば「70点」ではなく「100点」だったのに、と思われますが、 これは作業が面倒なので、残念ながら「不採用」としました。

 しかし、4.1A)4.2A)4.2B)項を「全て」実装したサイトは、日米のコンサル& シンクタンク業界でも、まだ珍しいです。(自慢して済みません、笑)

 これで弊サイトの「機能」は、かなり改善されました。

  • 移行前 30点 ← ( 0+ 20+100+0)/4

  • 移行後 70点 ← (70+ 70+100+0)/4

 ということで以上が、今回の改訂の主軸「外観・機能・構造・内容」 の概要であり、そのスコアは次の通り。

    (1) 外観( 5点 → 20点)×比重1割 = ( 0.5点 → 2点)

    (2) 内容(33点 → 66点)×比重5割 = (16.5点 → 33点)

    (3) 構造(20点 → 60点)×比重2割 = ( 4 点 → 12点)

    (4) 機能(30点 → 60点)×比重2割 = ( 6 点 → 12点)

                       27 点 → 59点

 ということで主軸4要素については以上の通りとして、以下、副軸3要素を 見てまいりましょう。


[5] 保守性: SSI で「固変分解」→共通部分を「一括変換」可能に

 今回、主軸要素を大きく改善したことで、速度は落ちました。

 ならば高速化技法に即、走るべきか? 答えはノーです。その前に、 ソースを構造化しておかないと、チューニングすればするほど、ソース の可読性=保守性が下がり、長期的に損します。

 そこで今回も、9月上旬、まずは

    5.1A) SSI で「固変分解」→共通部分を「一括変換」可能に

 ちょっと補足しておきましょう。弊サイトにおけるページ内構成の 一般形は次の通りで、うち★印は、全ページに出てくる「共通部=固定部」です。

    1) 共通ヘッダー部(ロゴ、検索、メニューバー)★

    2) そのページの独自部分

    3) 共通フッター部★

    4) 共通サブメニュー記述部★

 そこで、これら4部を、別ファイルに分割し、親ファイル 2)から、 子ファイル1)3)4)を呼び出すよう設定しました。サブルーチン呼出しみ たいなものですね。

 これをウェブの世界では「SSI で Include する」方式と呼びますが、 今回、その実装方法を、「Kスクエア」という「Q&Aコミュニティ」で質問。 aska さんという専門家から、超親切におしえていただきました。

 お陰様で、変更労力は「95%」減! 弊サイトは、13 個のディレクト リに、70 個のファイルを配していますが、ここで例えば、

    「共通ヘッダー部だけを、全ページに渡り、どーんと修正したい!」

というときは、次のように大差が出ます。

  • SSI 以前:
    • ファイルを70回開き、エディターで70回修正し、ファイルを70回閉じ、70回 FTP する

  • SSI 以後: 
    • ファイルを 1 回開き、エディターで 1回修正し、ファイルを 1 回閉じ、13回 FTP する


[6] 高速性: 共通部=ホットスポットの高速化で「約2倍」の速度に

 かくて SSI で分離させた「共通部」に、9月下旬、高速化手法をゴリ ゴリに集中適用しました。

 その結果は素晴らしく、「約2倍」の高速化を達成できました。

 たとえばトップページ。ISDN かつ無競合の環境では「8秒ルール」を 何とかクリア。

  • スーパーリロード時で、15秒から 7秒へ

  • 普通の リロード時で、 7秒から 4秒へ

 当ケースの改善要因を、下記ファイル削減量から推定しますと、その 約7割が

    6.1A)「共通部=ホットスポット」の高速化

によるものです。

  • 1)共通ヘッダー部(ロゴ、検索、メニューバー) 8KB → 6KB★

  • 2)そのページの独自部分            37KB → 31KB

  • 3)共通フッター部               7KB → 5KB★

  • 4)共通サブメニュー記述部           33KB → 25KB★

  • 5)共通画像を6点削減、、かつ残りを全数再減色し、15 KB 削減★

 ということは、トップページだけでなく、他のページでも同様の高速化が 起きている、ということですね。このうち1)3)4)は、上記 SSI の威力です。



[7] 娯楽性: 美男美女の画像満載(になる予定の)「お楽しみ」ページ

 この高速化の作業は楽しいものでした。私は学生時代、Fortran で数 値演算を過激にやってましたので、この手のチューニングは大好きです。

 ただ9月下旬、これに1週間も没頭しているうち大風邪をひき、私も 少し「息抜き」が欲しくなりました。

 そこで弊サイトの一角に、

し、そこに著名俳優の顔写真を掲載。ドヌーブにマドンナ、H・フォンダにM・ダグラス。

これを見れば、読者も私も、一瞬なりと「心の骨休め」ができるかな、 と考えました。

 では、この「お楽しみ」ページの現状と将来は、どうか? 詳しくは、 先週「日経ネット時評」に寄せた下記拙稿を、ご一読ください。

 本件でも上記[5]と同じく「Kスクエア」を活用。次々に好回答が寄 せられています。

 したがって弊「お楽しみ」ページには今後、美男美女が次々に登場す る予定。どうぞ皆さん、弊「お楽しみページ」の今後を、お楽しみに!

    (ということで以上、今回は、弊サイト再構築を「体験記」風に、 お伝えしてみましたが、楽しんでいただけましたか?(^^)

    ご感想は、ぜひ太田まで。豪華プレゼントがありますよー!)


。。。ということで本論は以上で終わり、以下、恒例の近況報告です。


[補足1] ユーザビリティ文献リスト(Philosophy, Tips, ROI)

 今回の弊サイト改造では、「ユーザビリティ」に関し、先学諸賢から多くの知見を 学びました。ご参考までに、以下、ご紹介します。

 特にお勧めなのが★印の文献。ユーザビリティ専門家と称する人々の真贋を見分けるため、 また上司やお客さんを説得するための材料として、ご一読を勧めます。

(1) 基本文献

表面的な「ルール」ではなく、それらルール群を生んだ元の「哲学」を感じました。

(2) 実用文献

 上記(1)で基本哲学を理解しておけば、後は便利な「チェックリスト」類を一瞥するだけ。たとえば

 同様のチェックリストは、海外に無数にあります。

 ただし、これらの「チェックリスト」は「7割」くらい守れば充分なようです。私も今回、 実装に時間がかかりそうな Tips や、弊サイトに向かない Tips は、捨てました。 上記(1)のような哲学があり、かつ自分のミッションや、顧客のウェブ行動様式が分かって いれば、その取捨選択は易しいはずです。

(3) 事例&ROI 文献(eBusiness 推進者、同コンサルの皆さま用)

 ユーザビリティへの投資を、上司や CFO やクライアントに訴えたいときには、 下記の文献の「事例と数値」が役立つと思います。

 なお大御所ニールセン博士の著作物に、憚りながら寸評を

(4) リンク集(ユーザビリティを極めたい皆さま用)



[補足2] Q&Aコミュニティの「Kスクエア」について

 本号の前出[5]節また同[7]節で言及した、 Q&Aコミュニティの「Kスクエア」。

 いいですね。一般のメーリングリストに比べ、次のような点が違うので、 良い答えがもらえやすい。

    「ここはQ&Aに特化してます」

    「だからご質問に答えるエキスパート連が待機してます」

    「彼らの回答が気に入ったらポイント=報酬を進呈してくださいね」

 私も昔、会社員時代は、周囲の若手や先輩たちに、いろいろな新技術や処世術を 要領よく教えてもらいましたが、今回、その環境が戻ってきたように感じました。

 逆に言えば、大きな会社では、従来のノーツのディスカッションDBとは異なり、 こうした「Q&A特化かつ報酬明確」なナレッジ・コミュニティを展開することで、 途方もない成果が生まれることでしょう

 すでに当「Kスクエア」の企業内展開は着々と進んでおり、その概要は、

 なお、昔から弊 「プロファイル」ページで明示しているように、名誉なことに私は、 KBS國領先生、一橋BS一條先生らとともに、Kスクエア運営会社であるリアルコム社の顧問を しています

 しかし今回、本号の内容については、彼らも私に「こう書いて」式の要求を1文字たりとも してきませんでしたし、私も彼らに「書くよ」とは言いませんでした。これは平素われわれが 「フェアネスの哲学」を苛烈に信奉しているからです。

 というより「秒」を争う「待ったなし」の弊サイト再構築&本号執筆作業において、 私自身、そんな「相談」をしている物理的余裕はなく、せっぱ詰まって「Kスクエア」を 利用した、というのが実態でした。

 ちなみに 同社の経営陣やキー・スタッフの面々はこちら。なかなかスジガネ入りでしょう? ベンチャー投資に失敗なさった方々が近くにおられたら、ぜひ教えてあげてください。

 また当「Kスクエア」のような「Q&A特化型かつ報酬明確」なシステムが産業界に もたらす効果としては、

    (1) 今回の私のように、Q&Aを通じ「目先の問題が解決される」

だけでも、当事者にとっては、かなり偉大なことですが、それに加え、次の効果もあります。

    (2) これで「真の」ナレッジ・コミュニティが実現できる

    (3) 個々のQ&Aの報酬(スコア)を個人別・組織別に定期集計することで、 これまで「困難」とされてきた「ナレッジ資本の数量化」を実現し、もって バランスド・スコアカード実現上の長年のネックをかなり解消できる

 このうち(2)につき素速く概略を理解されたい方には、 「日経ネット時評」に寄稿した3本の弊論説が好便です。

 3本とも短文ですし、日経のエース編集者の方にご編集いただいていますので(超感謝)、 読みやすいと思います。

 これもお近くのキーパーソンの皆さまに、ぜひ皆さまから、強くご推奨くださいませ。


[後記1] (本日)100万円相当! CRM 専門誌『IMpress』×500冊贈呈!

ではプレゼントの発表です!

 さて『同誌』は、日本で、ほぼ唯一の「CRM専門誌」。私自身、 とくに次の点が、気に入っています。

  • ここ数年は「CRM特集」ばかり。もともとアイエムというのは、 Interactive MKTG の略で、CRM の前身のひとつ。

  • しかも執筆陣が良い。浮わついたところは微塵もありません。
    • どこだかの芸能雑誌のような広告専門誌と異なり、 マーケティングを科学的・客観的に勉強してきた人たち、
    • かつ本職のマーケターとしてマーケティングを 長年実践してきた人たち

 で、その『アイ・エム・プレス』誌が、今回の弊サイト再構築を記念 して(私ではなく)皆さんに見本誌を贈呈しよう、というわけですね。

 この7月号では、プライスウォーターの中山さんや、クオリティ・ ソーシングの西島さんが、良いこと言ってますよ。

 お申し込みは次の要領で私(sohta@ca2.so-net.ne.jp)まで



[後記2] (10/25) 新サービス「CRM 主導サイト再構築サービス」発表!

 一方、私からのアナウンスメントは、次の新サービス

 9/11 テロに対し米国は「報復」を始めており、これでますます景 気は悪くなり、皆さまの顧客も、さらに節約を強めたり、破綻に向かい そうな雲行きですね。

 ならば「やったフリの CRM」「見栄のための WEB」などはヤメて、も っと現実の商談を助け、広告費や接待を減らし、かつ顧客の獲得率・維 持率・奪回率を増やすようなアクションが必要です。

 そこで今回、私はインスクエアの遠藤里香氏と共に、上記の新サービ スを始めることに。

 当サービスの正式発表は「10/25」。お楽しみに!


[後記3] (10/26) KM/CRM 1日コースは今回から「2時間延長」

 当コースは、

 10月は「26日」(金)に行います。

 かつ今回から、グロービスさんのご好意で「2時間延長」。過去の受 講生からの強いご要望にお応えし「11時間コース」に(9時〜20時)。 あなたも、KM/CRM にドップリ11時間、いかがでしょうか!?

 コース概要は、次をクリック!


[後記4] 8〜9月の出講歴(デルフィス、日立、大前テレビ、日経)

 8月〜9月の出講実績は次の通りでした。

中でも特筆すべきは(3)。生まれて初の「テレビ出演」でした。しかも、

収録ビデオや収録CD(有料ですが)をご覧になりたい方は、ぜひ BBT 水谷氏までメールを( mizutani@bbt757.co.jp


[後記5] 師匠・友人・知人・顧問先も、セミナーや出版で活躍中

 この間、私の友人・知人・顧問先も、軒並活躍。有り難いことです。

『ECスクエア通信』フッター

[最後に] ご一読ありがとうございました。本号はいかがでしたでしょうか?

当ニューズレターは、 国内きっての専門家が KM/CRM を、次の「カテゴリ体系」で 論ずるもの。関心に合いそうなトピックを、 適当にクリックしてみてください。

トピックス一覧(テーマ別目次):MyPRG_Called_EC2_Topics.html
(0) 入門
全体図, 定義 ( ナレッジ", KM, CRM), サマリー( KM, CRM )
効果実測例 ( KM, CRM), なぜ有効か( KM, CRM
(1) 戦略
今後にご期待ください。それまでは こちらを(11/07 改訂!)
(2) 知識プロセス & テクノロジー (3) ピープル & テクノロジー (4) 業務プロセス & テクノロジー
Marketing ( 3 事例で学ぶ 33 の法則, CFAR/CPFR),
Sales & Logistics ( PRM, JIT 設計販売, WebEDI)
Service
(5) プロジェクト (N) 番外編: 重要イベント

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