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Nov.10, NEC サイトで論説発表         
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 皆さま、こんにちは。発行人の太田です。東京はすっかり初夏ですが、 いかがお過ごしでしょうか。

 私はここ1ヶ月、放電→充電→放電に励んでおりまして。。。

を行い、その後の2週間は、とあるテーマで、じっくり充電させていた だきました。

 そのテーマこそ、本号から5回連続で特集する「コーポレート・ポー タル」です。


[0] 定義 : コーポレート・ポータルとは「企業版ヤフー」である

 コーポレート・ポータルというのは、いろんな定義がありますが、ご くカンタンに言い切ってしまいますと「企業版ヤフーのこと」です。


[1] 背景1: 一般ポータルから特殊ポータルへ

 では、その「企業版ヤフー」とは何か。。。

 その構造は「元祖ヤフー」に似ています。元祖ヤフーでは、最初は(1) (2)で始まり、それに後年、(3)以下のメニューが付きましたね。

  • (1) 階層型のディレクトリー

  • (2) 検索エンジン

  • (3) 株価・為替などのリアルタイム情報

  • (4) 最新ニューズ

  • (5) 掲示板による「コミュニティ機能」

  • (6) Yahoo Auction を通じた「コマース機能」

  • (7) スケジュールやアドレス帳などの「日常業務支援機能」

  • (8) 自分用に情報構造をカストマイズできる「My Yahoo」機能

この「初代ヤフー」ような「万人向けのポータル」を、整理の都合上、 ここでは「一般ポータル」と呼ぶことにしましょう。

 そして、過去3年、こうした「一般ポータル」は、数タイプの「特殊 ポータル」へと分岐してきました。そのメニュー「構造」は、ほぼ上記 の(1)〜(8)の通りですが、その「内容」は特殊化されています。

 第1に「業界ポータル」。石油業界の人なら、たとえば上記(3)(4)に ついては、次のように特殊ニーズがあるはずですね。

    (3)では、株価・為替だけでなく、原油の価格も見たい

    (4)では、石油業界のニュースを中心に見たい

    (5)では、同じ石油業界の仲間たちと、業界の話題について語り合いたい

この手の業界ポータルは、米国では過去2年、多数、勃興しましたし、日本でも 3年前、私が紹介した次の「建築版ヤフー」は、その優れた先駆的形態でした。

 また第2に「職種ポータル」。これは上記の業界ポータルと直交す ることが多いです。たとえば、

ここでもメニュー「構造」は上記(1)〜(8)とほぼ同じですが、これに次の2点が 加わります。

    (9) 教育スケジュールや教材・論文など、ナレッジ育成コーナー

    (10) 転職相談コーナーや求人・求職コーナー

 そして第三に「コーポレート・ポータル」。これが近年、上記の

  • 業界ポータル

  • 職種ポータル
の「交点」に急浮上してきました。ですから、

  • そのメニュー「構造」は、ほぼ上記(1)〜(10)の通りですが、

  • その「内容」は、各企業向けに、さらに特殊化されています。たとえば、

      (3)では、株価・為替もさることながら、自社の業績数値が重要ですし、 そこでは当然、バランスド・スコアカードのような統合的なフレームワークが サポートされている必要もあるでしょう。

      (4)では、石油業界のニュースだけでなく、自社のプレス・リリースが 必須となるでしょう。


[2] 背景2: ナレッジ・マネジメント最大の「中心テーマ」

 では、その「急浮上」ぶりを、時系列で振り返ってみましょう。 実は、ことの発端は、20ヶ月前でした。

 とくに決定的だったのは(4)だったと思います。これでコーポレー ト・ポータルは一気に、KM界の「中心テーマ」になりました。

 ですからKMのサブ分野であるCRMにおいても、今後はコーポレー ト・ポータルが、非常に重要なトピックになるでしょう。すでに『日経 コンピュータ』4月10日号への寄稿論文で書きましたように、CRM分 野では、次のようなポータルがあり得ます。

    (1)自社マーケ部隊,広告代理店,広告制作会社らが共有する「マー コム・ポータル」

    (2)自社マーケ部隊,自社&チャネルのセールス部隊が共有する「P RMポータル」

    (3)自社マーケ部隊、自社サービス部隊、自社エンジニアリング部隊、 顧客ユーザー部隊で共有する「サービス・ポータル」

 いずれも米国では,各々別個に事例がありますが、理想は,これら3 ポータルを「全て」揃えることでしょうね。

 したがって今年後半か来年にかけては、皆さまのシステム商談やコンサル 商談でも、今後は、ナレッジ・マネジメントやCRMの関連書籍でも、学会でも、 コーポレート・ポータルが「中心テーマ」になりそうです。

 それが、このニューズレターで、これから5号連続、コーポレート・ポータルを「大」 特集する理由です。

 ぜひ当レター読者の皆さまにおかれては、この特集でしっかり「予習」 をしていただき、ナレッジ・マネジメントやCRMの「中心テーマ」に、 自力で切り込めるようになってください。

    (この手の「先行指標」に注力するか否かで、それ以後の勝負は、 ほとんど決まってしまいます)

 ということで実は、この私も、今まで黙ってましたけど、昨年から今 年にかけて、本件に関するセミナーに出るため、米国やカナダに何度も でかけ、合計で「1,500ページ」ほど、せっせと情報を仕入れていました。

 それを読むのに、ここ2週間、「沈潜」というか「バリバリに充電」 していたわけです。


[3] 背景3: ウエッブマスター・ボトルネックの解決

 では何故、いまコーポレート・ポータルなのか? その理由は、いく つもありますが、本号では、3点、指摘しておきましょう。

 第一に「ウエッブマスター・ボトルネック」が解決できるからです。

 一般に、どんなシステムも、そのネックを解消することで、システム 全体の性能は上がりますが、コーポレート・ポータルも、各種先進ソフ ト技術を応用して、次の3工程を自動化することで、ウエッブマスタ ー・ボトルネックを解消します。

    (1)企業内外で不断に発生する各種コンテントを「収集」し

    (2)それらを,各企業の関心事に従って「選択・分類」し

    (3)それらを,各ユーザーの指定通りに「編集・表示」する

 ボーイング社では、社内ウエッブだけで、1,600サイトもあるそう ですから(1,600ページじゃなくて1,600サイト。すごいですね)、これら の作業(1)(2)(3)を、ウエッブマスターが「人手」でやっていては、た いへんですよね。

 もう少し平たく申しますと、Corporate Portalソフトというのは、 なかなかインテリジェントで、人間のウエッブマスターにかわって、 コンテントを「自動取得→自動分類→自動表示」してくれるものなのです。 つまり、

    (1) 社内外各所のサーバー群でリアルタイムに発生する、 膨大なるコンテントを「自動取得」してくれて、

    (2) かつそれらコンテントを見ながら、

      「あ、この文書は、こういう語句がたくさん使われてるから、 このカテゴリーの情報ですね」

      「あ、この文書は、こういうページたちとリンクされてるし、 書いたのが、あの山田さんだから、きっと、このカテゴリーの情報 ですね」

    といった感じで「自動で意味解析→自動分類」してくれて、

    (3) かつ、その結果に応じて、それらのコンテントを 画面に「自動でフィード」してくれるわけですが、そのフィードす る位置についても、

      「じゃ、この情報は、画面のここいらに載せましょう」

      「そうそう、このユーザーの鈴木さんは、このカテゴリーの 情報は画面右下のフレームに入れてくれと事前指定してる わけだから、その通りにしてやりましょう」

    といった感じで判断してくれる、

 なかなか、すごいでしょう?


[4] 背景4: フレームワーク=メンタルモデル≒概念体系の共有

 コーポレート・ポータルが重視されている第二の理由は「メンタルモデルの共有」 です。

 とくに上記(2)の「自動カテゴリゼーション」。ここでは、各企業、各業種、各職種 の「概念体系≒カテゴリー体系」を基準に、コーポレート・ポータル用ソフトが、 次のような判断をしているのです。

    「うちの会社、うちの業界の人たちは、どんなメンタルモデル= パラダイム=フレームワーク=世界観≒概念体系で、 世の中を見ているのだろうか」

    「このユーザーは、鈴木さんという経理の専門家であるが、この 人たちは、どんなメンタルモデル= パラダイム=フレームワーク=世界観≒概念体系で、 世の中を見ているのだろうか」

 つまり「概念体系」で「メンタルモデル」を近似できるという思想。

 つまり「まず言葉ありき」。

 定性コンテントの世界では、ダベンポート氏や私が3年前から申しておりますように「言語が思考を駆動している」のであり、また2年前に、キャサリーン・アダムス氏も米『KMワールド』誌への寄稿論説で追認したように、 「類義語辞書」「分類体系≒カテゴリー体系」こそ、Corporate Portal 構築の基礎なのです。

 一方、定量コンテントの世界では、「バランスド・スコアカード」が 有力なフレームワーク=メンタルモデル≒変数体系でしょう。

    (私も昨秋、『旬刊・経理情報』という会計専門家向けの雑誌に、 光栄にも、やや長大なバランスド・スコアカード紹介論文を寄稿 しました。その「口語バージョン」は、こちらです。

 いずれにせよ、ご注意いただきたいのは、コーポレート・ポータルの目標 が単なる「情報の共有」といったレベルを、大きく超えている、ということ なんです。

 単なる「情報の共有」なら、ぜんぜん新しくない。そんなことは、 20年も30年も前から、われわれが口を酸っぱくして言っていること です。

 その手の「断片情報」を百個も千個も、ピースミールに共有するくらいは 30年も前から当然として、それら個々の断片情報を解釈する「大きな図式」 を共有することが必要なんだ! というのが「コーポレート・ポータルの哲学」 だと思います。

 


[5] 「情報の過剰、体系の不足」は死を招く

 端的に言えば「情報の共有」から「情報構造の共有へ」、ですね。

 早い話が、皆さん、新聞で「金利がどうした」とか「失業率がこうした」 といった断片情報を、たくさんたくさん見ますよね。では、こんな断片情報 で「経済」が分かるかというと、答は「断固としてノー」でしょう?

 マクロ経済は、最低限、「所得、投資、消費、貯蓄、雇用、価格、金利、 為替、輸出入」という「9つの変数」から成る「変数体系」であり、 それらを「同時かつ連立的に」考えないと、マトモな判断など、できませんよね。

 然るに、われわれが95年頃に目にした、世の「経済」記事は、一般に、 こんな感じでした。

    「きゃー、円高になりましたー。わー、たいへーん」

 悲しいことに今日でも、事態は変わっていません。金利の記事を 見れば、金利のことしか書いてない。雇用の記事を見れば、雇用のことしか 書いてない。

 これで一体、「経済」記事と呼べるんでしょうか?? 「断固としてノー」です。

 それどころか「有害」ですらあります。何故なら、こんな記事を読めば 読むほど、どんどんマクロ経済の本質(=上記の「変数体系」)が頭に 浮かばなくなり、替わって、われわれの脳ミソには、

    「きゃー、円高になりましたー。わー、たいへーん」

流の「間違った思考様式」がズッシリと「根」を降ろしてしまうのですから。

 そうなったら最後、その人の脳ミソからは「間違った判断」しか出てきません。 恐いですね。これが「情報の過剰、体系の不足」がもたらす結果です。

 私が理想とする「対案」は、たとえば「金利の記事」を見た途端、それをマウスで なぞると、次の2つが画面にパッと出てくることです。

  • 定性系の世界では、「所得、投資、消費、貯蓄、雇用、価格、 金利、為替、輸出入」という「9つの概念」から成る「概念体系」に沿った エグゼクティブ・サマリ

  • 定量系の世界では、「所得、投資、消費、貯蓄、雇用、価格、 金利、為替、輸出入」という「9つの変数」から成る「変数体系」に沿った バランスド・スコアカード

      (それに近いスコアカードが、日経サイトの 「経済指標」コーナーであり、これは流石だと思いますが、 どうせなら、次のようにすれば、もっと理想的ですね。

      • 紙の日経新聞にも、第一面プラス経済各面に、毎日、この 表を「強制常駐」させる。これで然るべき変数体系を、読者の 脳ミソに毎日、植え付けられるはずなんです。
      • 各ウエッブ記事から当コーナーへのリンクを、もっと張る
      • いろんな変数の値を分類表示するだけでなく、互いの相関関係 も(たとえばシステム・ダイナミクスの「因果フロー・ダイヤグラム」のような形で) 表示する)

 素晴らしいでしょう? 皆で共有すべき「定性メンタルモデル」 「定量メンタルモデル」「ダイヤグラミック・メンタルモデル」が 皆の画面に半強制的に出てくるわけです。やや強引に言えば、この「理想」に 一歩でも近づくためのテクノロジーが、コーポレート・ポータルなんですね。

 さて「経済」記事の件は新聞社に考えてもらうとして。。。問題は、企業情報です。

  • われわれの周囲で、「情報の過剰、体系の不足」問題は起きていないでしょうか?

  • われわれが目にする無数の断片情報は、しかるべき「概念体系と変数体系」の 中に美しく位置づけられ、他の変数や他の概念と、相互リンクされているんでしょうか?

  • そもそも、われわれが朝、パソコンを立ち上げるとき、その画面には、 エグゼクティブ・サマリーや、バランスド・スコアカードのような 「メンタルモデル」が「半強制的に常駐」してるんでしょうか?

これらの設問に「イエス!」と答えられないうちは、われわれも、

    「きゃー、円高になりましたー。わー、たいへーん」

と書いていた、新聞記者と同様です。「地図」なしで、そこいらを「右往左往」 してるだけかもしれません。だって「地図」が目の前に「常駐してない」からには、 いちいち「わー急流だー、きゃー崖だー」と驚かざるを得ませんよね。

 これが「遠足」なら楽しいかもしれませんが、「戦争」だったらご臨終。 恐ろしいことです。

    (マクロ経済の分野は、70年前にモデル化が終わってますから、 それに沿ってない人たちの「右往左往」ぶりがハタから分かりやすく、 だからこそ私も、つい失礼をも顧みず、上記で「例」として 使ってしまったのですが(新聞社の皆さまスミマセン)、 しかし人の振りみて我が振り見てみれば、実は、われわれも 企業実務や企業経営の分野で、同様の「右往左往」をしている んじゃないでしょうか?)

 お互い、これを機に、虚心坦懐に胸に手をあてて「情報の過剰、体系の不足」問題を 再考してみたい、と思うんです。



[6]  背景5: ナレッジ・コミュニティの実現

 ということで、話を元に戻しますと、コーポレート・ポータルが必要 な第三の理由は「ナレッジ・コミュニティ」を実現するうえで役立つからです。

 一般に、同一のナレッジ・コミュニティでは各メンバーが「似たような ナレッジ」を共有しますが、そのためにも彼らは、同一のメンタルモデル(= 分類枠組+優先順位+因果関係)を頭の中で共有する必要があり、 そのためにもコーポレート・ポータルは有効です。

 ちなみに「コミュニティ」概念は、「チーム」概念と似ていますが、 昨今のナレッジ・マネジメント専門家の間では、この二つを、次のように 区別する説が出ており、私は、それに賛成の立場です。

  • チームの仕事は「試合に勝つこと」ですが、

  • 地域・家庭・学校などのコミュニティの仕事は、
    • 試合に出られるよう「選手(候補)を育成すること」
    • 試合を観戦しながら「選手を激励すること」
    • 試合が終わったら「選手の労をねぎらうこと」

 なおナレッジ・コミュニティーについては、後日、当レターのNo.40 以降で、主題的に論じます。



[7] 事例概要:以後3号では、CRM分野の8社の事例を紹介します

 では、CRM分野では、どんな会社が、どんなポータルを立てている のか? 海外で(海外から)仕入れた約60件の講演資料や各種報告、 総計「1,500ページ」ほどの情報から総合的に判断しますと、次の8社が、 とくに優れている、というのが私の判断です。

  • ロータス社の Marketing Portal

  • マグローヒル社の Sales Portal

  • トレンドマイクロ社の Sales Partner Portal

  • ユナイテッド航空社 の Service Portal

  • メドウズ氏流 Customer Service Portal

  • Loancity.com 社の Customer Service Portal
    (同社は、不動産ブローカー向けドットコム金融機関)

  • アーサー・アンダーセン社の Professional Service Portal

  • イナコム社の Project Portal

 これら8社の事例については、今後、超バリバリにご紹介していきます。

どうぞ、お楽しみに!

(ということで以上、本論は終わり、以下、近況ですが。。。)


[後記1] 大阪でKMセミナー 半日コースやります(日本経営協会)

 ということで今週、大阪で次のKM半日セミナーを行いますが。。。

ここでも上記[5]の「8社のコーポレート・ポータル事例」が、バッチ リ出てきます! これは恐らく「本邦初!」

 ご関連各位は、ぜひご参加いただき、本年後半のご商談などで、いち 早くご活用ください。

 もちろんコーポレート・ポータルについては、「事例」だけではなく、 次の論点についても、体系的に講述します。

  • アーキテクチャー

  • 構築メソドロジー

  • CSF(必須成功要因)

  • キー・テクノロジー

 直前のご案内になって超恐縮ですが、お申し込みはこちらです。

 関西以外の方も、ガンガン申し込んでください。その価値は絶対にあります。


[後記2] 東京でKM講演・  1時間コース   (NTTソフト)

 一方、7/6 に、NTTソフトさんの主催のセミナーでお話しする、

これは「1時間コース」ですから、お時間の関係で、どれだけ詳しい 中身をお話しできるか分かりませんが、KM全体を短時間で俯瞰されたい 方は、ぜひこちらをどうぞ。

 今回は、NTTソフトさんの創立15周年記念行事とあって、私も たいへん光栄です。よろしければ皆さまも、私のコマだけでなく、他の コマも受講なさってください。力が入っているはずです。



[後記3]  東京でKMセミナー 1日コース×2 (グロービス協力)

 昨年の8月、私は、

を行い、16名の方々にご参加いただきました。

 当コースの特徴は「演習」が付いていること。欧米の標準的なKM方 法論を、単に「聴講する」だけでなく「使いこなして結論をアウトプッ トする」ことに新規性がありました。

 それだけに私の準備も、けっこうタイヘンだったのですが、ふと気が つきますと、同様のコースを開催する人が、日本では私以外におられな いようなので、今年も、これを次の要領で行います。

  • 日時: 2回とも同じメニュー(どっちか一方でオッケー)

    • 第1回: 7/07(金) 9:30-17:30

    • 第2回: 7/14(金) 9:30-17:30

  • 場所: 2回とも、 グロービス東京校・203教室

  • 定員: 2回とも、12人(4人×3チーム)

今年は場所が「東京だけ」となり恐縮ですが、金曜日なので、少しは 移動もしやすいかも。。。しれません。どうもすみません。

 コースの「構造」は昨年と同じですが(講義+演習)、その「内容」 は、昨年の反省に立ち、大幅な改善を行いました。

  • 演習教材は、事前に、紙で郵送しますので、じっくり予習いただ けます。(昨年は、これが当日渡しとなり、ご不便をおかけしました) これで演習の時間と質は、大幅にアップするはずです。

  • 演習教材、講義教材ともに、大幅な見直しを行い、200カ所ほど、 大小の改善を施しました。とくに、次のような先進テーマについては、

    • とくに本号で論じた「コーポレート・ポータル」

    • それで構築する  「ナレッジ・コミュニティ」

    • それを駆動するための「バランスド・スコアカード」

    • 使い方によっては有効な「コンピテンシー・モデル」
    もちろん講義でも触れますし、演習でも、それらのスキームを、 実際に、お作りいただきます。

  • 演習では、各種フォームをA1の紙に拡大コピーして用意するなど、 チーム作業がしやすいよう、努めます。

 ただし昨年トライした「同窓生ML」は、お恥ずかしくも、私が無精 だったせいで、あまり盛り上がりませんでしたので、今年は、最初か ら止めておこうかな、と思います。(お恥ずかしいです)

 ということで受講料は、昨年より1万円下げ、次のようにします。

  • 7/5 までにご入金くださった方は「5万円」

  • それ以降にご入金くださった方は「6万円」

 「ナレッジ・マネジメントを真面目に実行したい人」「世の大まかな KM講演では満足できない人」は、ぜひ当コースにお申し込みください。

 そのお申し込み方法は簡単で、本便に

  • 「第1回に出席!」とか

  • 「第2回に出席!」

と返信いただくだけです。

    (会社の名前・ご住所・電話番号・FAX番号・ご氏名を忘れずに。 シグニチャーにこれらの項目が入っていれば、オッケーです)


[後記4] [後記4] 私との面談をご要望の方は、この種の機会を活用くださませ

 またこの場をお借りして、ついでに申しておきますが、私はコンサル タントですから、「会うのは有料」ですし「電話をかけただけで、即、 有料」なんですね。詳しくは、

 私との面談をご要望の方は、是非、こういう場を、ご活用ください。 事前にメールを「sohta@ca2.so-net.ne.jp」までくだされば、講演後、 別途お時間をとることがあり得ます。


[後記5] ビジネスショー「KMトラック」実施報告
http://www.CIO-cyber.com/pj/pf/bs2000.html

 冒頭でも書きました、

  • 5月下旬は、ビジネスショー・KMトラックの「座長」稼業

の件、次のページで、写真+キーポイントを、報告してみました。

ご関連の皆さま、まことに有り難うございました。


[後記6] 私は、千葉(すず)選手を、支持しています。ぜひ皆さまも

 みなさん、昨日発売の『週刊現代』最新号は、お読みになりましたか?  日本水泳連盟が、タイヘンなことになってますねー。(^^)

 同連盟が4月、千葉すず選手をオリンピック代表から外したことを不 服とし、千葉選手は同連盟を、裁定機関たる「CAS」に提訴しました。

 なんと素晴らしい行動でしょうか! 私は、たいへん高く評価しています。 世界の舞台で戦ったキャリア10年とはいえ、とても24歳とは思えません。 自分の24歳の頃と比べ、その勇気と知謀には、心底、頭が下がりました。

 数々の情報から総合的に判断しますと、私の所見では、本件おける問題点は、 次の4つに集約できます。

  • (1) オリンピック代表選考会で千葉選手が良いタイムを出し、 かつ優勝したにもかかわらず、同選手を代表に選ばなかった 同連盟には「正気の判断力がない」

  • (2) 同連盟が千葉選手をオリンピック代表にしなかった理由 には「フェアネス」がない。同連盟は、千葉選手の「突出した 個性」が「チームワークを乱す」のを嫌ったようだが、

    • 2a) そんな「好み」で物事を判断するのは「合理主義の 精神」に反しており、社会的に有害である → 要・撲滅

    • 2b) もちろん、その「好み」の内容自体も「合理主義の精神」 に反しており、社会的に有害である → 要・撲滅

        一部のインターネット掲示板では、水連(派)が匿名で、 こんな発言を投稿していますが。。。

          「『突出した個性』を外すことが、チームにとって、 より合理的だった」

        とんでもない間違いですね。人呼んで、

          「昭和の経営」

        これは高度成長期の、かつ量産型製造業の、 かつ工場「だけ」で通用した、普遍性の低い思想です。たしかに、 そういう環境であれば、従順な工員さんたちを、多数、朝8時に 工場に集め、ルール通りに働かせるだけで、儲かったことでしょう。 そこでは「突出した個性」は邪魔だったでしょう。

        しかし今は、産業界ですら、その手の集団主義は「時代遅れ」と 認めています。

        ましてや各選手の「突出した個性」「突出した能力」がモノを言う、国際 スポーツの世界なら、なおさら集団主義は、時代遅れかつ不適切。

        元 MIT 学長のウォーレン・ベニスは『天才組織を作る』日本能率 協会で、こう言っています。

          「リーダーがハリウッド症候群にかかったために不発に 終わったプロジェクトは数知れない」

          「ハリウッド症候群とは『権力の方が才能よりも大事である』という、 傲慢で間違った信念のことである」(p.293)

        この書籍の原題は"Organizing Genius"。この 言葉を、私は水連(派)の皆さんに、与えたいですね。

        おそらく水連は、古橋さんをクビにして、ベニス先生に会長に ご就任いただいた方が、よかったでしょうに。残念なことです。

        今後、本件については、多くの人事コンサルタントやKM コンサルタントたちが"Organizing Genius"を合い言葉に、 多くの本や論文を書き、水連の思想を「解剖」することになる でしょう。ちなみに同先生の上掲書は、米国では、ものすごく 売れています。理由は、お分かりですよね。「時代の要請」に 応えているからです。

    • 2c) さらには「チームワークを千葉選手が乱した」という言説 は、「同連盟のマネジメント能力が足りなかった」という真実を 「隠蔽」するための言訳である → 要・撲滅

  • (3) 同連盟が千葉選手をオリンピック代表にしなかった理由を、 同連盟は「正式には開示していない」。つまり「アカウンタビリティ」 が足りない

  • (4) 上記のうち「フェアネス不足」「アカウンタビリティ不足」 だけから判断しても、同連盟は「イリーガル」である。

    • これが米国なら、即、正規の裁判所に正規の裁判を起こされ、 莫大な損害賠償金をモギとられていたところである(んだそ うですね。米国のスポーツ界は、日本と違って、クリーンだ と思います。)

    • したがって千葉選手も、私に言わせれば、やや生ぬるいです。 私だったら「急ぐから裁定」路線ではなく「重罰を課したい から裁判」路線を使い、トコトン相手を痛い目に会わせた ことでしょうに。それをやらなかった千葉選手を、私は、 優しい人だな、と思いますね。

 ということで私は、今回の水泳連盟の決定には、まったく納得がいき ません。それどころか、かなりダーティだと思っています。だから私 は、6月6日、次のサイトで自ら「千葉選手支持」の署名をし、

かつ私自身のサイトの「全」ページから、逐一、この署名サイトに、リ ンク・バナーを貼りました。おそらく、そのリンク本数は、50本を 越えているでしょう。これは私の知る限り、日本最大です。

 ぜひ皆さま、この弊サイト各ページに貼った「千葉選手のバナー」を ご覧ください。千葉選手の美しい写真をあしらったもの。各ページ左端の、 縦長の常駐メニュー域の最下方近くに貼ってみました。たとえば:

おかげで文字だらけで殺風景だった私のページの外観まで良くなって(^^)、 しまいました。感謝、感謝。

 ぜひ皆さまも、周囲の方々に、このメールをどんどん転送いただき、 上記の署名サイトを教えてあげてください。

 そしてご自分のホームページをお持ちの方々は、ぜひリンクを。

 とくにコンサル業界やハイテク業界の皆さまは、今こそ率先すべきです。 そもそも

    「出る杭は、打ってもいい」    とか

    「長いものには、巻かれよ」    とか

    「無理が通れば、道理が引っ込む」 

といった、愚かで間違った、非合理的な文化こそ、われわれの商売にとって、 最大の障害物です。この際、見せしめにするためにも、厳しくボクメツして おいたほうが、われわれのため、でしょう。

 そもそもイリーガルな団体など、この世に存在する必要は、ありません。 悪いバイキンがこれ以上、世に広がらぬよう、ゴキブリ同様、正確に狙い撃つ 必要があります。もちろん、その「イリーガルな団体」を後援している一部の 人間たちは「次」の的ですね。

 さいわい署名の数も、署名ページ開設16日間で、1万5千を越えまし た。すごいですね。皆さまのお力で、この「数」を、ドンドン増やして ください。

『ECスクエア通信』フッター

[最後に] ご一読ありがとうございました。本号はいかがでしたでしょうか?

当ニューズレターは、 国内きっての専門家が KM/CRM を、次の「カテゴリ体系」で 論ずるもの。関心に合いそうなトピックを、 適当にクリックしてみてください。

トピックス一覧(テーマ別目次):MyPRG_Called_EC2_Topics.html
(0) 入門
全体図, 定義 ( ナレッジ", KM, CRM), サマリー( KM, CRM )
効果実測例 ( KM, CRM), なぜ有効か( KM, CRM
(1) 戦略
今後にご期待ください。それまでは こちらを(11/07 改訂!)
(2) 知識プロセス & テクノロジー (3) ピープル & テクノロジー (4) 業務プロセス & テクノロジー
Marketing ( 3 事例で学ぶ 33 の法則, CFAR/CPFR),
Sales & Logistics ( PRM, JIT 設計販売, WebEDI)
Service
(5) プロジェクト (N) 番外編: 重要イベント

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