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Nov.10, NEC サイトで論説発表         
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皆さん、こんにちは、太田です。。(初めての方、はじめまして)。

 発行人の太田です。かなりご無沙汰でしたが、皆さま、 いかがお過ごしでしたでしょうか? さて、この間、

をキッカケに、日本でも一気にブレイクした「ナレッジ・マネジメント」 ですが、同時に今後は、KMの「中身」そのものが、大きく変わっていくでしょう。


[1] 「数値と方法論」が揃い、今後はKMの「中身」が変質(再説)

 というのも過去10年、日本では「KM」と言えば、すぐ「暗黙知」
とか「思い」とか「信念」を云々する、東洋的な精神論が横行していま
したが、すでにお伝えしているように、今後のKMは、もっと成果主義
の色彩を、強めることになるでしょう。すでに欧米では、

 ・成果を「数字」で出すことが重視され、
  http://www.CIO-cyber.com/pj/ec2/BACK/n007.html#5

 ・明確に定式化された「方法論」が各所で使われています。
  http://www.CIO-cyber.com/pj/ec2/BACK/n021.html#2
  http://www.CIO-cyber.com/pj/ec2/BACK/n021.html#3
  http://www.CIO-cyber.com/pj/ec2/BACK/n022.html#5
  http://www.CIO-cyber.com/pj/ec2/BACK/n022.html#6
  
 こうした「成果や方法論」が揃ったことで、KMの世界でも、総論か
ら各論へ、神秘主義から成果主義へ、変化が起きています。


[2] その「各論版&成果主義のKM」の最右翼が「CRM」 (再説)

 その「各論版&成果主義のKM」の典型が、

 ・CRM:Customer Relationship Management
  http://www.CIO-cyber.com/pj/ec2/BACK/n022.html

です。米国におけるコンファレンスの開催回数を見ても、昨年後半から
は、KMよりCRMの方が大きくなりました。日本でも今年はそうなる
でしょう。(余談ながら『ダイヤモンド・ハーバード・ビジネス』最新
号はCRM特集ですね)

 そして前号では、このCRMについて次の2点を論じました。

 ・CRMが必要になった理由

    ・多くの会社では、マーケ⇔セールス⇔サービスの間の連携が
     悪いため、顧客を逃がしてしまうような構造が埋め込まれて
     いる。

 ・CRM原点たる「コンカレント・マーケティング」

   ・製品開発プロセスに使われた「コンカレント・エンジニアリン
    グ」の概念を、広義のマーケティング・プロセスに適用し、

   ・膨大なフィールド調査に基づき、マーケ⇔セールス⇔サービス
    の連携を高めるための施策を詳細に論じた

 本号では、以下、この「コンカレント・マーケティング」の思想を、
昨今のCRMソフト会社が、どれだけ理解し、拡張しているかを、見て
いきましょう。オラクル社のラリー・エリソン会長を、例にとります。


[3] エリソン講演骨子-1: 部門間連携を強調

 私は去る2月、シカゴのCRMコンファレンスで、エリソンさんの基
調講演を、聞いてきました。本講演は、マスコミの扱いは小さかった割
に、現地では大反響で、来場者も約3千人と多く、かなり好評でした。

 その講演で紹介された、同社のCRMソフト。その第一の特徴は

 ・セールス、マーケ、コールセンター、の三本立てになっており、
  その間の連携強化を狙っている。

 さらに、これら3モジュール各々の「中」でも、「サブ」モジュール
間の相互連携が、かなり強いようです。たとえば新製品発表キャンペー
ンが始まったら、「セールス」モジュールの「中」で、即、次の4つが
同時に起きる、とのこと。

 ・セールス用の資料ライブラリーが、変更

 ・テレセールス用の売り込みスクリプトも、変更

 ・ウエッブ上のホワイトペーパーも、変更

 ・セールス用のボーナス制度も、変更され、売れ行きと連動

 見事に、コンカレント・マーケティングの思想通りですね。


[4] エリソン講演骨子-2: CRM via Internet

 さらにエリソンさんいわく、

 「インターネット時代のCRMは、今までのとは大違い」

 「クライアント・サーバー型のCRMソフトの時代は、終わった。
  今後のCRMソフトは、すべてサーバーで動く。クライアントは
  ブラウザだけで十分」

つまりインターネットの活用により、

 ・コールセンターの仕事が在宅勤務でもできるから、オフィス費用が
  減らせるし、人々のモラルも上がる

 ・自社のセールスと、パートナー会社のセールスの連携もしやすいし、

 ・自国のセールスと、他国のセールスの連携もしやすい

   ・つまり国際対応。リアルタイムの情報が、単一DBにより、
    全世界の関係者で共有でき、多通貨で見れる。だから、
    売上予測も、利益率評価も、国際的に「一本」になる。

 また全アプリがサーバー側で動くことから、情報システム運用もラク
になるとのこと。運用コストは下がり、展開も早くなるそうです。

 ・アプリがサーバー内にあり、かつウエッブ化されていれば、営業員
  向けのソフトをCDで全国の営業所に配ったり、営業員のノートP
  Cを情報システム部に郵送したり、しないですむ。

 しかし、それだけでは、ありません。


[5] エリソン講演骨子-3: CRM Amazon Way

 デモを見ると、同社のCRMソフトの画面は、「アマゾン・コム」の
画面にソックリなんですね。これには私も驚愕しました。

 ・アマゾンでは、画面上方に次のような「タブ」が並んでますが、
    _________________________________________________
   /Books / Music/ Video / Gifts / e-Card / Auctions/

 ・オラクル社のCRMソフトも、同様なんです。
       _______________________________________________________
   /My Accounts / My Deals / My Compensation / My Schedule/

 すかさずエリソンさんは説明します。

  「アマゾンを使うのに、研修やマニュアルは、必要だろうか?
   当社のソフトでも、操作研修やマニュアルは、不要である」

 従来、SFAの世界では「研修に時間と金をかけろ」という成功鉄則
がありましたが、この「常識」をオラクルは叩きつぶそうとしています。

 ちなみにアマゾンはオラクルを使っているので、おそらく、そのリレ
ーションをテコにオラクルは「貴社の画面デザインを使わせてください」
とアマゾンにお願いしたのでしょうね。


[6] エリソンさんは、コンカレント・マーケティングを継承・拡張

 ということで、ややナイーブにも、エリソンさんの話に感動してしま
った私は、勢い余って、その後の懇談会にも参加。これは20人くらい
で行われたのですがそこでエリソンさんと、次のような問答ができまし
た。

 ・私 「このCRMソフトの背後にある、あなたの経営哲学は何か。

     数年前から、ハーバード経営大学院のチェスペデス氏は、
     "Concurrent Marketing" を唱道している。これはコンカ
     レント・エンジニアリングの概念を、マーケ分野に移植し
     たものだ。貴社のCRMソフトも、部門横断的な連携が
     強い点では、"Concurrent Marketing" と似ているのだが」

 ・エ 「このソフトは、100%インターネット思想に基づいている
     から、実に"inclusive" だ。自社セールスも、チャネル
     のマネージャーや、チャネルのセールスも、あるいは顧
     顧客自体も、すべてが"パラレル"に動く」

 いかがでしょうか。オラクルは、コンカレント・マーケティング研究
成果を「継承」しているだけでなく、その視野を「企業内」の部門間連
携にとどまらず「企業間」にまで「拡張」しています。

。。。ということで本論は以上で終わり、以下、恒例の近況報告です。


[後記1] (06/??) 米CRM協会「公認 CRM スペシャリスト」に

 このたび私は、やや光栄にも(たぶん「日本初」だと思いますが)、

 ・米CRM協会

の認定により「 Certified CRM Specialist (CCRMS) 」になりました。

 試験は2月にパスしていたのですが、この間、物理メール箱が散らか
っていて認定書の発見が遅れ(稚拙)、ご報告が本日になりました。

 なお、この米CRM協会とは、 
  
 ・当分野で世界最大の専門家団体であり、 

 ・DCI社のCRMコンファレンスでも、唯一、認定テストを伴う
  併設ワークショップの実施を許されている団体であり、 

 ・日本でも著名な当分野の専門家、グレン・ピーターセン先生も、
  理事のお一人として、私たち後進の指導にあたられています。
    
    
 日本でも、こういう権威ある職能団体が出てくると、いいですよね!
私も頑張りますが、世のマーケ専門家の皆さまも、ぜひ頑張りましょう。
さもなくば、またぞろ「CRM、CRMと言ってCRMでないもを売り
込む人」が増えてしまいそうです。お互い、スタンダード重視の
文化を定着させましょう。


[後記2] (08/05,06,07) 社内ネゴ資料が5時間で作れるKM演習

 「おかげさまで昨今は、経営トップ層に『KMをやるべきだ』との意
  識も広まった。しかし残念なことには、

   ・KM導入のための予算がとれておらず、担当者も動けないし、

   ・各種KMセミナーは概論ばかりで、何をどうやればいいのか、
    具体論に乏しく、困っている」

 最近、こういう声を耳にします。皆さまの会社では、いかがでしょう
か? こんなことでは、我が国には、KMが広がりませんね。非常にマ
ズイ。。。そこで私は今般、次のワークショップを開発しました。
  _____________________________
  社内ネゴ資料が5時間で作れるKM演習コース(12名限定)

   ・前半: 講義 (3/23日経KM講演を、かなり拡張) 
   ・後半: 演習 KM導入ネゴ資料の作成&発表&レビュー
   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

 当コースの眼目は、後半の「演習」です。ここで「実際に手を動かし
てアウトプットを出し、他人を説得する経験」を積んでもらうわけで、
これはもう「単なる講義、単なる講演」とは、次元が違います。

 しかも、その「演習」では、本場・米国の現場で揉まれた「三大KM
方法論」を使います。(すべて使用許可を正規に取得済みです)

 ・トマス・ダベンポート氏の方法論

   ・ 同氏は、当分野の最高権威であり、その著書、
   
     "Working Knowledge",HBS Press 
     
    は、当分野の基本書です。 

   ・その方法論は、野中さん流神秘主義的KMとは大違いで、米コン
    サル各社が、実務でゴリゴリ使っています。
    

 ・ロジャー・バールトン氏の方法論

   ・同氏は、ダベンポートの後継者として、99年より米DCI社
    のKMコンファレンスでも企画実行委員長を務めるなど、当分
    野で、急速に頭角を現しています。

   ・その方法論は本邦初公開。ダベンポートの枠組を活かしながら、
    いっそう実践的・具体的になっています。どうぞお楽しみに。
 
 ・米CRM協会の方法論:

   ・当協会は、世界最大のCRM専門家団体(上記[近況1]の通り)

   ・その方法論も本邦初公開 
   
     ・やや販売プロセスに偏りますし、内容も、所々が少し古か
      ったりしますが、
      
     ・半面、上記バールトンよりさらに具体的で、かつ提供書式
      も膨大ですから、 
      
    その膨大なピースの中から、良いものだけを厳選すれば、かな
    り使えます。 

 また、これらの三大KM方法論を「手を使って駆使」いただくため、
当演習では、これらの方法論をベースに、演習用ワークシート(日
本初を、約20枚、準備しました。つまり、
  ___________
  世界のKMを、日本にも
   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  ______________________
  耳学問や精神論のKMでなく、本当に動くKMを
   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 さらにアウトプット後は、それをグループ発表してもらいますが、 
それを私がレビューし、いろんな追加質問をします。 

 ・よくできた人には、やや意地悪?で意表をつくような質問
 ・そうでなかった人には、改善方向を示唆するような、優しい質問 

 ちなみに私は、この手のレビューは昔から得意で、若い頃には、大会
社で役員補佐もやりましたし、今はコンサル業務やグロービス講師業で
鍛えてますから、ご期待ください。つまり当コースは、
  ____________________
  役員プレゼン(や質問対応)の練習にもなる
   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 しかも、これらのグループ作業を通じ、受講生 vs 受講生の意見交換
も密にできますから、
  _____________________
  部門外・社外の、優秀な知見・知人が得られる
   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 
 以上のメリットが、日本にいたまま、たったの7万円で得られます。
思えば私が、上記の三大KM方法論を仕入れに過去2年、海外に5回行
って使ったお金は、ざっと250万でした。皆さまは当コースで、ぜひ
お金を節約してください。

 なお役員や準役員格のキー・スタッフを当コースに派遣くださる企業
には、やや重要な特典もあります: 
  ___________________
  私のKMコンサルを、優先的に受けられる
   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
   (ただし私が物理的に対応できないときは、PWC、アンダーセ
    ンなど、有力同業者をお薦めする場合があります) 

 つまりKMコンサルを雇うなら雇ってもいいですし、それは私でなく
ていいですが、その前に、当コースで準備体操と申しますか、KMコン
サル業界のスタンダードを自ら体験しておかれた方が、お互い生産的で
すよ、ということですね。

 もちろんご同業のコンサル諸氏も、応募いただけます。スタンダード
と照らせば、自社の独自性も、より鮮明に打ち出せますし、お客さんと
一緒に受講され、半日、共通体験を持てば、リレーション深化にも役立
つでしょう。余裕のある人は、自社で手がけたKM事例やKM方法論を、
お持ちください。発表の機会も作ります。

 ということで当コースは、かなり実践的に設計しましたが、その分、
下記の通り、12名限定のブティック型で行います。興味のおあり
の方は、私までメールをどうぞ。

 ・日時・場所

   ・8/5(木)、10:30-17:00、グロービス東京校 (12名限定)
    
   ・8/6(金)、10:30-17:00、グロービス大阪校 (12名限定)
    
   ・8/7(土)、10:30-17:00、京都リサーチパーク(12名限定)
    

 ・参加料:  7万円(資料代込み)
 
   ・ただし「8/2まで」に入金いただける方は「6万円」です

 ・申込方法: 私までメールを


[後記3] (08/9-11) 関西近辺でKMコンサルのクライアントを募集

私は今般、とある私的事情により、関西・中部で、クライアントを1件、
次の条件で、持とうとしています。

  (1) コンサルできる分野;

     ・CRM(マーケティング、セールス、サービス)の一部
     ・KM (ナレッジ・マネジメント)の一部
     ・Eコマース(ウエッブサイト・リニューアルも含む)

  (2) コンサル実施期間: 9月以降

  (3) したがって9月中には、プロジェクト・マネージャーと関連
    予算が、アサイン予定であること

  (4) ハイテクかバイオ業界を望みます。あるいは、電話・電気・
    ガス・金融など、公益性や乗数効果の高い業界。

 ご興味のおありの方は、とりあえず私までメールを。
 
 8/9(月)から11(水)の間は、京都におりますので、タイミングが合
えば、お会いいたしましょう。


[後記4] (07/15) 日経BPアウトソーシング・セミナーに出講

 7月15日に、東京国際フォーラムで

 「企業横断的なナレッジ・マネジメント」の「理論と実例」

を講じます。

 ・日経BP主催「アウトソーシング '99」の。。。
  http://bpwww2.nikkeibp.co.jp/EXPO/os99/info/

 ・「小さなリスクで大きなビジネス」のセッションです。
  http://bpwww2.nikkeibp.co.jp/EXPO/os99/info/mforum1.htm#15

 すでに「事前参加登録」は締め切っていますが、当日受付もしている、
とのことですので、ご興味のある方は、ぜひお越しください。(入場料
は、15,000円だそうです)

『ECスクエア通信』フッター

[最後に] ご一読ありがとうございました。本号はいかがでしたでしょうか?

当ニューズレターは、 国内きっての専門家が KM/CRM を、次の「カテゴリ体系」で 論ずるもの。関心に合いそうなトピックを、 適当にクリックしてみてください。

トピックス一覧(テーマ別目次):MyPRG_Called_EC2_Topics.html
(0) 入門
全体図, 定義 ( ナレッジ", KM, CRM), サマリー( KM, CRM )
効果実測例 ( KM, CRM), なぜ有効か( KM, CRM
(1) 戦略
今後にご期待ください。それまでは こちらを(11/07 改訂!)
(2) 知識プロセス & テクノロジー (3) ピープル & テクノロジー (4) 業務プロセス & テクノロジー
Marketing ( 3 事例で学ぶ 33 の法則, CFAR/CPFR),
Sales & Logistics ( PRM, JIT 設計販売, WebEDI)
Service
(5) プロジェクト (N) 番外編: 重要イベント

次回から自動受信されたい方は: 下記にアドレスを半角で(無料。月0〜3回)

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    Shuichi Ohta, 太田秀一 ************************************* /

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