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皆さん、こんにちは。初めての方、はじめまして。
発行人の太田です。 いま弊紙では、「サイバー商法の成功鉄則」を探っておりますが。。。
なお同グループは、Tシャツ製造で国内最大。連結で売上47億、社
また、この事業をリードしているのは、同グループの中核企業・久米
[1] はじめに: 拡張CSF表 (前号+本号) まず前号の「CSF表」を拡張し、前号と本号を両方カバーさせてみ
[2] CSF(15) お客さま参加型サイト(後方メディア) ではまず、同社のサイトに飛んでみましょう。
Tシャツを着た「濱島礼子さん」が、目に飛び込んできましたね。つ
というわけで同社のサイトは「お客さま参加型」。それもプロのモデ
あのハーレイ・ダビッドソンと似てますね。同社のユーザー会・会報
これは「バイクの性能」を「会社がお客に」訴えるより、ずっと効果
久米さんの場合も同じこと。「私のTシャツ、いいでしょう」と「お
[3] CSF(16) マス・カスタム化 (後方システム) また、次のページには、ペアルックのTシャツを着てご機嫌の母子が
http://www.t-galaxy.com/tatsujin/tj96081.htm
これが世に言う「オリジナルTシャツ」。量販店で量販されてる標準
それを支えるのが「マス・カスタム化製造システム」です。上例です
つまり「究極の多品種少量製造」システム。
[4] CSF(11) 顧客選定能力 (後方コンピテンシー) そして何より、作ったお客さんが友達に自慢できる。息子が描いてく
素晴らしいですね。こうして久米さんが売り込まなくても、モノは自
まず先駆的な顧客から愛され、仲間に自慢してもらうこと。これは、
ところでこうした自作派の消費者を、アルビン・トフラーは「プロシ
そして久米さんも、そう考えています。プロシューマーは、まだ少な
そして彼らを応援するだけでなく「表彰」し、「Tシャツの達人」と
ノベルやマイクロソフトの「技術者認定制度」と同じこと。これは下
[5] CSF( 2) 事業選定・結合能力 (後方コンピテンシー) しかしドリームだけでメシは食えませんし、一部少数のプロシューマ
そこで久米さんは、法人顧客を狙いました。上記の濱島さんは、とあ
・高島屋のバイヤーが見れば「ああ、ここで試作品をいくつか作っ
こう久米さんは考え、本当に、そうなりました。先駆的なプロシュー
いいですね。私は「良い戦略はDFSSAMだ」なんて言ってますが、
そして、そのための後方システムを、法人顧客にも転用し、おかげで
[6] CSF(17) コマケ相手選定能力 (後方コンピテンシー) 残る2つのうち「M」は後述するとして、「A」はアライアンス。本
まず次の「T声人語」コーナーをご覧ください。
先ほどの「お客さま登場コーナー」に対して、これは「著名人登場
・イージーの岸本さん (サイバーTシャツ通販の神様)
・ネットの達人ですから「サイバー口コミ」の中心点として、
また「若手デザイナ登場コーナー」もあります。たとえば冒頭で見た
http://www.t-galaxy.com/model/md98011.htm
こうして著名論客やデザイナーの方々に「発表の場=コンテント・プ
さらに久米さんは、関連メーカーともコマケしてます。たとえばアル
要するに「見込み客の共有」。ターゲット客層が共通で、かつ事業分
[7] CSF(18) 乗数効果の高い広報戦略 (前方プロセス) では、久米さんの広報・販促が効果的だった理由を、まとめてみまし
7A) 上記[6]の通り「社外勢力」とうまくコマケした
7C)の「再利用」は「T人 in the Press」に明らかです。つまり、7A)
http://www.t-galaxy.com/press/index.htm これが米国のハイテク業界によくある「プレス・カバレッジ」。とても
・雑誌記者にとっては、これらの過去記事をざっと読めば、記事が
・プレス・リリース: 「自社が」出した「プレス向け」文書
よく自社ページに「プレス・リリース」だけ出して満足している会社
それに対し「プレス・カバレッジ」なら、一回分の情報を、何度も「
以下、プレス・カバレッジの代表的とおぼしき3スタイルをご紹介して
1) 市販紙誌から(自社に都合の良い)部分を、数行、抽出したもの
2) 該当記事へのリンクを一覧表ス タイルで淡々と並べたもの http://www.t-galaxy.com/press/index.htm 久米さんサイトが、これです。 このスタイルは、
3) やはり該当記事がウエッブ化されている場合、そこへリンクを張り、
http://www.benchmarking.com/cfar.html
[8] CSF(19) 12手法にまたがるデュアルIMC(前方プロセス) 以上が、同社のマーケティング・コミュニケーション(以下、マーコ
このIMCとは、前号[7]節でも申しましたように
久米さんも「サイバーIMC」では「7つ手法」をうまく連携させて
8A) 後方では「お客さま登場型かつ著名人登場型」のサイト[2][6]
・もともと数年前、BPRを始めたとき、社内幹部に流し始
・それを当時のコンサルタントや、学会や勉強会の友人、取
・そのうちインターネットの世界で、とても有名になり、
・iMiのサイトで「私の趣味や関心事はこれこれですから、
・これをある時期、久米さんは毎月1000通出すよう、iM
・ただし1件1行なので「見出しを作る能力」が要る。それ
以上の「サイバーIMC」に加え、久米さんは「リアルIMC」でも、
8C) ショールーム
-1) ふと来店した個人客に、ここでオリジナルTシャツを自作して
すごいですね。「12個」ですよ。これはもう「教科書を地で行く模
ためしに皆さん、ご自分の会社で、何個の手法が使われてるか、ます、
[9] CSF(20) 起承転結のモデル化能力 (後方コンピテンシー) では以上[6][7][8]のマーコム戦略が導いた成功を、やや乱暴に整理
・起: サイバー口コミとコマケ[6]、プレスカバレッジ[7]、
要するにホームページだけでは商売は「回らない」のは当然で、次の
・これら起承転結のサイクルをフルに構想すること
前号の小仲酒店は、ほぼメールとホームページだけで、この全サイク
(なお、この「起承転結と役割分担」は「ビジネスモデル」を考える
[10] CSF(21) 「勤勉で合理的な職業人」(後方コンピテンシー) では何故、お二方は成功できたのか。それは(1)〜(20)のCSFが理
しかし何故、そもそもお二方は20個ものCSFを体得できたのか。 その根本的な理由は、お二方がとくに「勤勉で合理的な職業人」だっ
第一に「勤勉」。お二人は、他の人が見ていようがいまいが、長時間、
第二に「合理精神」。これは上記20個のCSFから、もはや自明で
ちなみにお二方は、合理精神だけでなく、美意識にも優れていますが、
第三に「職業人」。お二方には、いわば「天命 Beruf 」と言えるく
http://www.t-galaxy.com/menu/company/message.htm
お気づきのように「勤勉で合理的な職業人」という「人間類型」は、
産業社会が到来するには、蒸気機関の発明だけでは不充分で、「新し
情報化社会の到来に当たっても、同じこと。インターネットだけでは
[11] CSF(22) ドリームとオープン (後方コンピテンシー) とはいえ、そろそろ21世紀の今日、今さら「勤勉で合理的な職業人」
この「勤勉で合理的な職業人」モデルは、それこそウエーバーが説い
したがって、この古い人間モデル自体、改造が必要です。
このうち「ドリーム」についてはすでに[4]の通りとして、以下では
[12] CSF(23) どん欲な学習能力 (後方コンピテンシー) あらためて久米さんサイトを、見てみます。
どこまでもオープンですね。自己開示ができてますから、安心して読
また同氏のオープン精神は、上記[8]の8B-1)の同報メール「縁尋奇妙」
これは前記のように、もともと数年前、BPRを始めたとき「社内」の
これを同氏は毎日、流しています。それも業種・職種・年齢・価値観
当然、間違ったことを書けば「恥」もかきます。でも同氏は気にしま
たとえば昨年4月、久米さんは、日産自動車の著名サイト「羅針盤」
・富士スピードウエイで撮影した写真を100枚、CDに入れ、
この永山さんの企画、いいですね。「乗数効果」があるでしょう?
[13] CSF(21) でもやっぱり。。。 (後方コンピテンシー) しかし「ドリームでオープンで、学習意欲があって」という美しい話
債権者会議。勉強になったでしょうね。この経験から久米さんは、本
それには当然、強固な合理精神が要りました。製品自体の品質・納期・
第二に、リアルタイムな与信管理。まずニフティ・サーブの帝国デー
さらにLANベースのオンライン・システムで、その情報を常時共有。
おかげで、貸し倒れ額は急減。96年と97年は、連結ベースでゼロ
要するに景気が良くても悪くても、信用リスクは「自分で減らす」。
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