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皆さん、こんにちは。初めての方、はじめまして。
発行人の太田です。 さて前号では、山一ショックに寄せ。。。 ・今や「ナレッジ」こそが企業の「稀少性」の源であり、ナレッジ
との認識下、ナレッジ・マネジメントにつき、次のうち(1)(2)(5)を論
(1) それの大ざっぱな「定義」
本号では主に(3)、次号では主に(4)の話をします。
[1] ナレッジ・マネジメントの柱は「PPTC」。最重要なのは何? では、ナレッジ・マネジメントの「中身」とは何か。本年11月の「
「ナレッジ・マネジメントとは、 ・企業の「稀少性」を高めるようなナレッジを ・ナレッジ・ワーカーらが ・強力なテクノロジーの助けを借りながら ・発掘・再利用・分配するプロセス を高速化することである」 つまり同氏いわく、ナレッジ・マネジメントの柱は4つある。 ・People : スキルある社員、また彼らを吸着する制度・文化 ・Process : 彼らがスキルを発掘・加工・配布するプロセス ・Technology: そのプロセスを助ける情報技術 ・Contents : その結果、蓄積・再利用されるノウハウの宝庫 では、この「PPTC」のうち、最重要なのは何か。 答えは本便末尾[6]に書きますが、その前に、本件にまつわる主な関
[2] 「真の暗黙知」は「具体性・緊迫感」漂う「公開問答」で発掘を まず衆知のように、野中郁次郎・北陸先端大学教授は、7年ほど前か
・一般にナレッジには「文書化されざる暗黙知」「文書化された形
・両者の交流により、新しい知を創造せよ ・米国企業は形式知の扱いが得意、日本企業は暗黙知の扱いが得意 この野中説の貢献は、暗黙知の重要性に光を当て、「知」の文書化は
なるほど、約10年前に流行した「エキスパート・システム」でも、
では何故、失敗したのか。私は、2つの理由があったと思います。 ・「分量」の問題。エキスパートたちの頭にあるナレッジは、信じ難
・「緊迫感」の問題。エキスパートたちだって、情感面では、普通の
したがって必要なのは「具体性と緊迫感」の2つです。逆に言えば、
たとえば、社内のどこかで、とある素人社員が何か「具体的な問題」
そんなときこそ、暗黙知発掘の大チャンス。その素人社員は、エキス
こんな「公開問答」プロセスなら、暗黙知もかなり明示化できるし、
そして、こんな「公開問答」こそ、グループウエアに最適な用途であ
(1)グループウエアに投じられた質問文に、「具体性と緊迫感」が
(2)当然ながら、社内にナレッジ・ワーカーが存在すること (3)彼らのミッションが「問題解決だ」と誰もが信じていること。
(4)彼らが、話すのと同じスピードで、グループウエアへ書き込める
・精神集中に適した静かな環境
これらの条件が満たされていれば、グループウエア上の問答は活発と
そして野中郁次朗さんの言われる「知識創造」とは、まさしくこの「
ともあれ、暗黙知は本来、確かに明示化・文書化しにくいのですが、
[3]「エセ暗黙知」は明示化せよ ただし上記の「公開問答」が必要なのは、「真の」暗黙知を発掘する
たとえば洋菓子大手のブルーミッシュの吉田菊二郎社長が昔、フラン
・日本では「卵を何個使うかといった基本」すら「秘密」なのに、 ・フランスでは「初日に渡された原料表にすべての”秘密”が記さ
こんな「秘密」は、どんどん文書化すべきですね。文書化「できない」
また吉田社長は、こうも言われます。フランスの職人道では ・身につけた知識は、自分だけで独占するのではなく、後に続く多
・職人とは、モノづくりのプロであると同時に、自らが得た知識や
なぜフランスの洋菓子がこんなに国際競争力があるのか。その秘密が、
ともあれ、吉田社長のお話から考えますと、野中説で言う暗黙知には、
[4] 知識創造とは「既存の要素の組み替え」である ではもう一段、ナレッジ・ワーカーらの脳みそ中に、踏み込んでみま
しかし「創造」といっても、「無から有を生む」ケースより、「有か
これは、「創造力の権化」たるスティーブ・ジョッブス氏も言ってま
[5] 直観とは「膨大な情報」を操作する体験から生まれる またナレッジ・ワーカーは「直観」にも優れています。 そして、この直観説は、それなりに正しいようです。人間の思考過程
しかもこのうち「類推」については、いまコンピュータ科学でも、そ
しかし、この「直観」もまた、前項の「知識創造」と同じく、「無」
確かに、超優秀なナレッジ・ワーカーは、イザというとき、一瞬で答
[6] 結論: だからナレッジ・マネジメントで最重要なのは。。。 では以上の議論を要約します。 ・ほんとうに文書化「しにくい」真の暗黙知も、グループウエアに
・文書化「できない」のではなく「してないだけ」のエセ暗黙知は、
・いわゆる「創造」や「直観」も、既存の知識が元になる[4][5] 要するに「文書化された既存の知識」が重要なわけです。
ダベンポート氏は「People が最重要だ」と明言しておられましたが、
では、その「Content」を使いよくするには、何が重要なのか。同氏
・シソーラス (類義語・関連語辞典) ・タクソノミー(用語集・分類基準)
その際、サブテキストとして下記を使います。できるだけ入手してお
(a) 道本健二「ジャストの命運を握る新検索技術の実力を見る」
詳細は次号に譲りますが、これらのペーパーを読めば、 「頭脳」を駆動するのは「言語」である という当件の本質を、逆推できると思います。 では今回も、弊紙をここまでお読みくださり、ありがとうございまし
。。。ということで本論は以上で終わり、以下、恒例の近況報告です。
[後記1] 弊レターの用語集ページが、あのECOMと相互リンク。深謝。 弊レターでは所々、分かりにくい語句などに注を付け、用語集ページに飛
http://www.CIO-cyber.com/pj/ec2/yogo.html そして去る12月5日、このページが、あのECOMさんの用語集ペ
http://www.ecom.or.jp/ecom_today/no.1/yohgo.htm ご存知の通り、ECOM=電子商取引実証推進協議会は、通産省の肝
その公式サイトから相互リンクしてもらっている個人のホームページ
ECOMの山下亮さん、加瀬幸江さん、ありがとうございました。 また3ヶ月前、用語集ページを作るよう私に提案してださった、久米
[後記2] 弊ページに「私の講演写真」を載せました(請う、ご高覧) 私は平素、通販サイト・オーナー数百人が集うメーリング・リストで、
「顔の見える、人の気配のする通販サイトにしましょう」 実は、私もその提言者の一人だったりするわけですが、このたび私も、
先月、IBM社主催のノーツ・エキスポで話をしたときの写真です。 http://www.CIO-cyber.com/pj/pf/shashin.html 撮影は、ホンダなどの広報ページを手がけたネオックス社。講演の模
写り具合は、いかがでしょうか。「そういや、しばらく太田の顔も見とらん
[後記3] 12月号の『流通設計』ではウエッブEDIを紹介 米国でいま大ブレイク中のウエッブEDI。これは実に仕組みが簡単
その仕組みは、たとえば消費者が通販サイトで「お買い物」をすると
消費者は、画面を見ながら「よし! これを買おう!」と思ったら、
これと同じ原理をEDIの世界に持ち込んだのが、ウエッブEDIで
これで中小企業にもEDIを広げる準備が整いました。米国ではこれ
12月号の『流通設計』では、このウエッブEDIを効果的に導入す
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